こんにちわコノハです。
北欧スウェーデンから驚きの研究報告がありました!
ウプサラ大学で教授を務めるKarl Michaëlsson氏
を含む研究チームが「牛乳をたくさん飲む人ほど寿命が短く、
女性に至っては骨折率まで上昇する」という研究結果を
発表したのです!
え?給食とかヤヴァイんじゃね?(汗
と、早速ネット上では話題となっていますが
実際の所、どうなんでしょうか?
はじめに
この調査はスウェーデン国内で1987年~1990年の時点で
39歳から74歳までのスウェーデン人女性6万1433人と、
1997年時点で45歳から79歳までの同国男性4万5339人
を対象に「どのような食べ物をどれくらいの頻度で食べているか?」
というアンケートを基に追跡調査を行なった結果です。
出典:ウプサラ大学より
↑カール・ミカエルソン教授
最終的には研究が継続中であることと
対象外となっている人口に対しての調査や
万人が必ずしも当てはまるとは言い切れないという
玉虫色な報告で終えているので「本当に~?」の
粋は出ませんが、なかなか興味をそそる研究です。
じゃ、どーすればいいのさ?
現代日本人には当てはまらない?
あなたが研究対象と同年代の大人だったとして、
朝食に「牛乳」を飲みますか?飲んでいますか?
現代日本人は朝から忙しく、
落ち着いて朝食をとる人が少ないように思えます。
ましてや「牛乳」を未だに飲んでいる人が
どのくらいいるのか?疑問に感じます。
多くの学校給食で未だに牛乳が出されているのは
戦後間もない頃、子供たちが栄養失調に陥らないよう
当局が牛乳を推奨し、未だに出され続けている
というのが現状です。
今回のレポートでは子供は対象外となっているので
影響があるのか無いのかさえ不明ですが、成長期の
子供たちにとっては、牛乳に含まれる細胞分裂を促す成分が
その成長に少しでも良い作用をするなら、一定の期間であれば
飲み続けても特に害はないように思えます。
成長の止まった大人が飲み続けるのは
『細胞分裂=「ガン」のリスクファクターとなる』と主張する
専門医もいるようですし、毎日牛乳を出させるために
牛へホルモン剤を投与しているトコロもあるようですので
むしろそっちの方が気になりますね。
寿命を縮めないために中和するには?
同研究チームが指摘する牛乳に多く含まれるという
「D-ガラクトース」の影響ですが、確かにこれは老化させる
作用を及ぼす厄介な成分のようです。
オリザ油化㈱の研究報告で見つけたのですが
マウスを老化させる方法として、この「D-ガラクトース」の
投与があげられています。
「D-ガラクトース」を1日1回、6週間連続で
皮下注射すると、いわゆる老化マウスが完成するそうです。
意図的に老化させることってできるんですね、ビックリです。
さて、この結果に対して
老化を促進させる正体が「活性酸素」であることが
わかっていますが、これを中和してくれる成分として
カンカエキスの活性成分であるエキナコシドが使われています。
カンカエキスとは?
タマリクス(日本名でベニヤナギ)の根部に寄生する植物で
多くは中国新疆ウイグル自治区タクラマカン砂漠に分布しています。
砂漠の厳しい環境下において、開花、実をつける強い生命力を持っていて
砂漠の緑化に一役買うとして、中国政府が地域産業化とあわせて
栽培を推奨しているそうです。
出典:オリザ油化㈱「製品案内」より
寄生植物で根も葉緑素も無いので、宿主の栄養素を吸収するそうです。
中国では「砂漠の朝鮮人参」と言われ、漢方薬として重宝されていて
最近の研究では、アルツハイマー病に効果を発揮するとして治療に用いられています。
日本では食用に分類されていて、主に勢力増強剤として
成分を含んだサプリメントなどが販売されています。
もし不安があるなら、この成分を含んだ
サプリメントを服用すれば、ある程度老化を
遅らせることができる可能性はありそうですね。
一番良いのは、大人は牛乳飲ま(ry…
ちょっと気になるのは…
先ほど悪さをする成分としてあげた「D-ガラクトース」ですが
実は寒天(テングサ)を構成する主成分なのだそうです。
理化学的な点からみれば、寒天は小分子(単糖:D-ガラクトースと3,6-アンヒドローα-Lガラクトース)が多数結合した巨大分子(多糖類)である。寒天の凝固作用はこの巨大分子同士が絡みあって現れる。しかし、酸により巨大分子の分解が行われ始めると(加水分解)、分子が小さくなっていく。分子が小さくなると絡み合いが巨大分子の時よりは少なくなり、結果的に寒天はネバリが低下していく。粘度の低下はこの機構が作用していると考えられている。
出典:㈱森田商店ホームページ
日本人の多くが美味しくクチにするあの寒天の成分が
ひょっとしたら老化を促進するかもしれないというのは
ちょっと注目です。
こちらについては実際の研究成果報告が見当たらないので
(報告を探せていないのが本音ですが)
しばらく様子見といったところです。
もし何かしら気になる情報が見つかったら
追記してみたいと思います。
まとめ
これはスウェーデン国内だけでの研究であり、
まんま日本人や他国の人へ当てはまるかどうかは謎です。
ただ、ある1カ国内でそのような傾向が見られたという
研究報告として、統計学上信頼を得られる結果を得ている
ところには注目すべきかもしれません。
(アンケートの方法については賛否両論ありますが…)
- 牛乳を飲みすぎると寿命を縮めるかも知れない…
- 女性に限っては骨粗しょう症になりやすい、かもしれない…
- チーズやヨーグルトなどの他の乳製品での関連・結論は不明
- 研究としては途中である
- 条件設定に多少整合性が無い
- 年齢にばらつきがあったり、対象外とする理由が不明な点がある
- D-ガラクトースには老化を早める効果がある
- D-ガラクトースに対抗する成分としてエキナコシドが有効
- カンカエキスがアルツハイマーや老化抑止に有効
参考資料
・https://www.oryza.co.jp/product/detail/cistanche_tubulosa_extract_koka.html
・https://www.oryza.co.jp/product/detail/cistanche_tubulosa_extract_igai.html
編集後記
もし本当だったら怖いですよね…
コノハは時々牛乳のんじゃいますから…
でも、病は気からって言うし、ちょっと眉唾で
成り行きを見ていたいです。
でわでわ、また今度。