出典:hiraizumi-yukari.com
こんにちわコノハです。
そろそろ節分ですね。
小さな子供たちが豆撒きする姿やお店で関連商品が
並んでいるのを見ると季節感を感じ、手にとってしまいます。
はじめに
何となくですが、関東は「豆撒き」、関西は「恵方巻き」と
勝手なイメージを抱いていたのですが、実はどちらの起源も
鰯(いわし)がルーツなんだそうです。
え?鰯なんかどうするの?ってあなたに、そのルーツや習慣
についてお伝えしますね。
「節分」はもともとその家の家長(権威の象徴としての父親)や
年男によってお払いされ炒られた豆を撒くのが本来のやり方でした。
お払いを行ない炒った大豆を使うのは、撒いた豆から
芽が出ないようにする為と宇多天皇の時代に豆を使って
山から出てきた鬼を退治するため目潰しをするのに豆を投げつけたことから
豆撒きは始まっているようです。
また、穀物は生命力の象徴であり、魔よけの呪力が備わっている
という信仰から、邪気を祓うのに適しているとされている説もあります。
豆撒き以外の節分の風習について
節分鰯という風習
今では珍しい風物詩の一つかもしれません。
特に奈良県では今でもその風習を守り抜くご家庭も多いようですが
やはり段々と見られなくなっているようです。
出典:93742369.at.webry.info
柊の枝に鰯の頭や尻尾を串刺しにして、玄関の戸口に飾るのが
この習慣なのですが、年間を通して飾っておき、邪気から家を守る
家内安全のお守りとしているそうです。
代々女性(奥様)が受け継いでいることが多く、義理の母がやっていたので
それをそのまま受け継いで行なっているというご家庭が多いようです。
特に奈良市内のご家庭では普及率20%程度と、未だに根強く残る
習慣のようです。
では、その柊鰯の対鬼退治の使用例ですが…
もし鬼が来たら、鰯を焦がしいぶした煙と匂いで追い払います。
(鬼は鰯の臭いと煙が苦手なんだそうです。)
これで玄関から鬼が入ってくるのを防ぎます。
それでもやってくるようなら、柊のとがった部分で鬼の目に向かって
目潰し攻撃を食らわせるそうです。鬼は参った参ったと逃げいくとか…。
出典:youtube
いろんな事情で「柊鰯」に手が出せないあなたでも、これならできそう!
折り紙製の「柊鰯」!これなら汚れないし煙も出さないし処分するのも
簡単ですね。気分だけでも邪気祓いですw
鬼の嫌いな鰯を食べる事で邪気祓い
左記の習慣に習って、鰯を食べることは、体の中から
邪気の元となる鬼を追い払うことにつながるため、焼き鰯を
食する習慣があります。
関東から関西地方では今でも見られる習慣ですが
やはり豆撒きや恵方巻きの方が最近ではよく見られる
風物詩となっていますね。
こういった、いかにも日本らしい風物詩が残るように
あえて、今年は「柊鰯」や「鰯食い」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに某回転寿司チェーン店では、「丸ごと鰯巻き」という
新商品を開発していて、恵方巻きの様な御寿司を食べる
キャンペーンを展開するようです。
出典:sankei.com/west/photos/150105/wst1501050067-p1.html
全長10cm、価格は¥378。
中骨が抜かれていて食べやすく、生臭さを消すために
大葉と梅肉で巻いてあるそうです。
普通に美味しそうですね。
まとめ
豆撒きは家の中に巣くう邪気を追い払う事が目的ですが
「柊鰯」は家の中に未然に侵入するのを防ぐ予防策ですね。
鬼の嫌いな鰯を食することで、体内から追い出すのはどこか
豆撒きと似ていますが…。
悪い鬼を追い出して、神聖な体と気持ちに立ち返り新年を
より良いスタートを切りたいですね。
- 柊鰯はしめ縄のように年中玄関先に飾るのが伝統
- 慣らしでは今でも根強く残る習慣で、代々女性たちによって守られてきた
- 家を守るには「柊鰯」、体内の邪気を追い出すのには鰯を食べること
- 関東から関西圏内で主に取り入れられている風習
節分の食べ物として
他にもこういう物がありますよ!
編集後記
コノハの住んでいる地域では鰯を節分に使う習慣がなかったので
この情報は驚きでした!でも豆撒きや恵方巻きだけじゃなくて
こういう知らない日本の伝統を取り入れてみるのもいいかもって
想います。
今年は鰯巻き食べてみるかなー♪
でわでわ、また今度。