こんにちわコノハです。
twitterで虹色のとうもろこしの種を
分けてあげるという人が現れました。
出典:twitter
虹色のとうもろこしって
どんなのものでしょうか?
はじめに
起源はネイティブアメリカンの農家
故:カール・バーンズさんが品種改良を重ねた
結果、得られたものでした。
↑生前のカール氏
カールさんはとうもろこし栽培に秀でていて
それまでも様々な品種を生んできた、
とうもろこし作りの天才でした。
カールさんは生前、友人農家の
グレッグ・ショーンさんに種を託し
このとうもろこしの普及をお願いしたのです。
アメリカでは50粒で7.95ドル(約780円)で
発売されていて、日本でも通販で入手できるようです。
ただし、2010年に人気が爆発して以来、現在では
入手困難となっているようなので辛抱強く
探すしかなさそうです…
植物の色が決まる仕組み
このとうもろこしに色彩を与えるために
どのように品種改良されたか…それ残念ながら
企業秘密となっています。
しかし、大よその見当は次の資料で理解できそうです。
料飲メーカーのサントリーが、以前
世界初の「青いバラ」を開発した事をご存知ですか?
あまりにも鮮やかで世界を驚かせたのは記憶に新しいです。
出典:サントリー
そのサントリーの研究室が青いバラを作るにあたって
研究した「植物の色が決まる仕組み」が今回の
虹色とうもろこしの品種改良のヒントになりそうなのです。
花は鳥や昆虫等に花粉を運んでもらう為
花弁に色を持たせPRしています。
その色素がフラボノイド等の
ポリフェノールの一種なのです。
サントリーはこのフラボノイドという成分に着目し
フェニルアラニン(アミノ酸の一種)が、多くの酵素の
働きによって合成する事をつきとめ、どの程度でどの酵素が
花の色を決めるのかを研究しました。
更に酵素の働きは遺伝子で決定されているので
遺伝子の制御を行い、花の色をコントロールできるように
実験を成功させ、実用化しました。
出典:サントリー
↑それぞれの酵素の働きで色が決まる!
サントリーは酵素と遺伝子操作でバラの色を
コントロールしましたが、既出のカールさんは
何世代にも渡る交配技術を繰り返すことで
とうもろこしの色を七色にする事に成功したのです。
現代の科学をもってすれば容易いですが
カールさんの品種改良に欠ける情熱は凄いです。
虹色とうもろこしがあなたにも!
twitterで下記の様なつぶやきがあり
話題となっています。
虹色トウモロコシさらに収穫できた。タネ欲しい人はあげよう pic.twitter.com/sivK5GMO9X
— まくるめ (@MAMAAAAU) 2014, 10月 5
この画像を見たツイ民がこぞってRTしました!
@MAMAAAAU こんなに発色良いんですね…!すごい! — 尾谷 (@bumpkin110) 2014, 10月 5
@MAMAAAAU キレイですね!これは食用の品種なんですか?
— ぼうそう (@BOWSOW) 2014, 10月 5
@BOWSOW いちおう食えます。でもこれはタネ取るために熟してから収穫したので皮が固いですね。味的には野生に近いと思います
— まくるめ (@MAMAAAAU) 2014, 10月 5
ちょっとエグミがあるのかな?
でも興味津々ですね。
そのまま乾燥させてオブジェにすると綺麗かも!
今後の改良で甘みのある野菜になってほしいなぁーって
個人的には感じますが。
主の「まくるめ」さんは
この種を送料を支払ってくれれば
わけてあげるという気前の良さがあります。
もし興味があるなら、連絡を取ってみては?
まとめ
遺伝子やナノテクの発達で
これまで実現できなかったことが
昨今、商品化し様々な製品を生み出しています。
その恩恵の裏に、実はパイオニアが必ずいて
私達に大きな利益をもたらしてくれているんですね。
感謝です!
- ネイティブアメリカンのカール・バーンズさんが品種改良をした
- カール氏の意思を引き継いだグレッグ・ショーンさんが普及させた
- 植物の色を決めるのは酵素と遺伝子の働きである
- カールさんは交配技術だけで虹色のとうもろこしを作った
最後にアメリカで実際に収穫された 虹色とうもろこしの現物動画をご覧ください。
出典:youtube
編集後記
かつてMJが白人に憧れて
何度も美容整形を繰り返したのを
ふと思い浮かべました。
そのうち、人の肌の色も
遺伝子レベルで変更しちゃったりする時代が
くるのかなー?
でわでわ、また今度。
とうもろこしの美しさに感動しました。
是非、食べてみたいです。
ちなみに、mjは白人に憧れたのではなく
医学的にも正式に発表されている色素の病気です。同じ病気に苦しむ真っ白な黒人が何人もいらっしゃいます。