出典:みんから
こんにちわコノハです。
世の中にはいろんなお仕事がありますが
秋の味覚を収穫するアルバイトがあるようです。
しかし、その収穫物で心配なのが中毒です。
食べ過ぎるとある栄養素の欠乏を招いてしまうそうなので
注意が必要です。
はじめに
11月は成熟した実が生り収穫期を迎えます。
それに合わせて各地では季節アルバイトの採用をするなど
大忙しとなるそうです。
ちなみに調べてみたら、上越市高住という地域の場合
雇用期間は8月頃から11月20日頃までの4ヶ月未満で
時給は1,000円くらい、週休毎週3日。
富山方面まで遠征して収穫作業することもあるようなので
マニュアル自動車運転免許保持者であることが条件です。
銀杏の害について
それでは具体的に銀杏中毒について
個別に症例を見て行きましょう!
かぶれ
銀杏には「ギンコール酸」という漆に似たアレルギー成分があり
触れて直ぐに痒くはならないようですが、何度も触れるうちに
アナフィラキシーショックのように、ある日突然カブレを発祥
することがあるそうです。
(日本では「ギンコール酸」を健康食品として扱っているので
ドイツのようにコミッションEという規格の元、含有量0.0005%
以下にしなければならないという厳格な規制が現状無い。
もし含有量が明記されているなら5ppm以下といった表示が
あるものを選ぶといい。)
また外皮には「ビロボール」という成分があり
これが原因でアレルギー性皮膚炎を起こすようです。
同じく果肉にも皮膚炎を起こす原因「イチオール」という
成分が大量に含まれていて、全身性発疹が起こることも…。
病院での治療法は主に外用薬として
ステロイド系の塗り薬、ビスダーム軟膏と化膿止めのゲンタシン軟膏、
内用薬としてもステロイド系のザジテンと化膿止めの抗生物質L-キサール
等が処方されれるようです。
体験者の話では痒みがおさまるまで約20日以上かかるそうです。
その間、体のどこかに帯状疱疹のようなブツブツができるそうです。
疱疹部分は熱を持ち、寝れなくなるほど痒みがあって、人によりますが
晴れてしまう事もあるそうです。
またこの疱疹は伝染性で、タオル等を共用していると
他の人にうつしてしまうので注意が必要です。
もし「銀杏かぶれ」になってしまったら、直ぐに最寄の
皮膚科を受診して、医師には銀杏を食べ過ぎたと
伝えるようにしてください。
急性胃腸炎
銀杏由来の化学物質が原因で起こる一過性の
下痢や嘔吐、発熱、腹痛等があります。
排泄がひどい場合、脱水症状を併発する場合があるので
要注意です。なるべく水分を摂る等して、回復しない場合は
直ぐに病院を受診してください。
相互作用
他の薬物の作用を強めたり弱めたりする作用のことです。
チアジド系利尿薬を使用している人は血圧が上がるとされています。
トラゾドンを含む抗うつ薬を使用している人は昏睡状態に陥る危険があります。
ワルファリンやアスピリンを使用している場合はその効き目を増強すると思われます。
ジゴキシンは、その血中濃度を上げる働きをするようです。
そのほか、投薬治療を受けている方は、医師に相談することをおススメします。
イチョウ葉の、1日の摂取量は120mgが目安といわれています。
(銀杏にも微量ながらイチョウ葉と同成分が含まれているそうです。
人によっては反応を起こすことがまれにあるそうです。)
出典:イチョウ葉エキス.com
痙攣・呼吸困難・意識消失・ショック
銀杏に含まれる「4-O-メチルピリドキシン(通常「MNP」と呼ばれる)」
という成分がビタミンB6と似た成分のため、人体が誤認して
ビタミンB6欠乏を起こす副作用があります。
MNPが「GABA」という成分が体内で生成されるのを阻害する事で
神経伝達抑制障害を起こし、これら副作用を起こすそうです。
そうなると中枢神経の異常興奮により痙攣などの症状を現して
しまうのが銀杏中毒です。
特に5~10歳以下の子供が度を越して銀杏を食べると
起こりやすく、銀杏中毒の8割以上が3歳未満だそうです。
子供はこのMNPを解毒する能力が低いことが原因です。
中毒の目安と予防と対処法
中毒が起こる目安は人それぞれの体調や体格、
体質によるものが多く、必ずしも以下の目安が万人向け
とは限りません。あくまで知識として予防に努めてください。
- 中毒が起きる量の目安
子供:7粒以上、成人:20~40粒以上
※子供は個人差が激しく、数粒で症状を表したケースもあります。
もし与えるなら最初から数粒だけ量を限定した状態にしておきましょう。 - 主な中毒症状=嘔吐、けいれん、めまい、消化不良、呼吸困難、
発熱、顔面蒼白、便秘、下肢の麻痺、瞳孔の縮小または拡大など - 症状が出るまでの時間=1~12時間
- 回復までの時間=2~90時間(約半数は24時間以内)
- MNP中毒予防として、ビタミンB6のサプリメント等を服用しておくとある程度緩和される。
- 直に触らず必ず手袋を使用する。メガネ、マスクがあれば尚よい
まとめ
ここまで怖いお話ばかりしてきましたが、銀杏には
ちゃんとメリットとなる栄養素があります。
銀杏の「食用部分」である殻の中身、胚乳部分には
脂質、糖質、たんぱく質、ビタミンA・B群、ビタミンC、
鉄分、カリウムなどを含んでいて、滋養強壮、強精効果の他
膀胱や肺を暖める作用があり、頻尿や夜尿症の改善、
ぜんそくの治療、せき止め、たん切りなどに効果があるといわれています。
中国では、昔からスタミナ食や薬用としても知られ、ごま油に漬けたものは
強壮食、また、空いりしたものは夜尿の薬としても有名です。
正しい楽しみ方を知って、中毒にならないよう
自分も周りにも配慮できるよう念頭においてください。
出典:youtube
「ぎんなんの殻の手早い剥き方(おまけ付き)」
最後に、せっかく拾ってきた銀杏の簡単な殻剥きと
銀杏を使った1品料理の作り方動画をお届けします。
美味しそうです・・・。
編集後記
秋の味覚の拾い物といえば、銀杏や栗、どんぐりなど
美味しいものばかりですね。イチョウの葉の舞い落ちる
並木通りを歩くだけでも、秋を感じて凄くウットリしちゃいます。
でわでわ、また今度。