こんにちわコノハです。
デフレや物価高や円高円安やら
経済に厳しい事ばかりですね。
先ごろ政府が有識者会議を設置し
議論をするなど、あなたの使っていない
銀行口座に目をつけたのはご存知ですか?
はじめに
休眠口座
まるで森の熊さんがごとく
時が来るのを待ってるような
そんな優しい響きさえ感じます。
ところが!
言葉の響きや印象とは大きく異なり
政府が問題に目をつけたのは、そのお金を
使って様々な震災復興財源として活用しよう
と考えたことが発端です。
「え?勝手に使われるの?」
そんな疑問さえ浮かんできますが
きちんと法律にのっとって運用するので
「勝手に」とはいきません。
しかし知らないといつの間にか
召し上げられる可能性が出てきますので
もし心当たりがある方は以下の内容に
目を通してくださいね。
休眠口座の定義
各金融機関でその捉え方に違いはありますが
概ね「全く取引がない状態で5年か10年を
経過した預金口座」のことをさします。
(取扱商品や金融機関により考え方が違う)
毎年850億円が積みあがっていくそうで
その対象口座は12億口座との推計が…
これまでの総額はまだわかっていないようです。
こちらについては利用通知を各金融機関が
口座名義人へ通知することになっています。
あなたの実家や前住んでいたアパートに
届いていませんか?
通知したにも関わらず取引がなされない場合
時効(5年か10年)をもって休眠口座扱いとし、
権利が消滅することになっているのです。
これは商法の規定や民法で定義付けられているので
間違いなく時効は存在します。
休眠口座を持っていることに気がついたあなた。
さっそく口座を解約しておこう!
…と思ったでしょうか?
そんなに慌てなくても大丈夫なんですよ。
猶予期間が存在する!
こちらも各金融機関によりルールは様々ですが
全国銀行協会が独自で設けたルールによって
預金者救済処置が図られています。
これは各金融機関のサジ加減でしかないので
絶対ではありませんが、10~20年ホッタラカシでも
その後救済処置を発動してくれる事があるようです。
そうはいっても相手は商売人ですから
口座にかかる維持手数料や顧客整理の一環で
ある日突然、没収なんて事もあるやも知れません。
気がついたらなるべく早く
諸手続きを済ませてしまうのが得策ですね。
手続きに関してはかなり煩雑になるようなので
時間的余裕を持って臨まないと、うっかり
新人ちゃんに処理を任される事になったり
余計な手数料を取られたりやたら時間がかかったりと
何かと良くないことが多いです。
郵便貯金についてはまた独自のルールがあります。
郵政民営化以前から口座を所持している方には
2007年9月30日以前の預金者保護規定が適用
されることになっていて、満期は20年が設定
されています。
もし満期を過ぎても利用が無い場合
他の一般金融機関と一緒で「催告書」が送付されます。
そしてこの「催告書」が送付されて2ヶ月経過後も
口座解約の手続きが無い場合、時効消滅が適用され
あえなく没収となります。
一般金融機関も郵便局についても
もし転居等で通知書が手元に届かない場合でも
消滅時効は適用されてしまうので、気がつかなくても
没収されるので注意が必要です。
このルールでユニークなのが「りそな銀行」です。
以下のような規定となっているようです。
りそな銀行では、2004年4月1日以降に新規開設した
普通預金口座については、次のように取り決められています。
- 最後の預入または払出から2年以上、一度も預入や
払出がない普通預金口座(総合口座を含む)は休眠口座として取扱う。- 休眠口座になったら、事前に文書で届け出の住所あてに連絡する。
それでも解約や再利用がない時は、休眠口座管理料(年間1200円)
を引落し、引落しが不能となったら、口座を自動的に解約する。- ただし、残高が1万円以上、同一支店に定期預金等の金融資産を
預けている、借り入れがある場合は対象外出典:all about
こちらは預金者の資産を目減りさせる方向ですね。
銀行経営の事は知りませんが、あれだけATM手数料や
ゼロ金利で儲けているのに管理料で更に搾り取られるなんて…
そうだ!解約しよう…
そう思って行動に移そうとしたあなたへ
解約の手続きは契約支店だけではなく
最寄の同一機関の別支店で可能なんですよ!
解約に必要なのは、登録の印鑑、通帳、本人確認書類。
引っ越しで住所が変わった、結婚で姓が変わった人は、
本人確認証明の公的な書類が必要な場合もあります。
(ほとんどが要求されます。)
印鑑や通帳を失くした場合、口座番号や支店名がわかれば
調べてもらって本人の口座であることの証明確認ができれば
対応してもらえる銀行もあります。
その場合も手続きは、銀行の支店窓口で行います。
最近の通帳は印鑑の印影(登録印鑑を押印したもの)が
無いものがあるので、もし登録印を忘れたりすると大変です。
ちなみに印鑑を無くすと
登録印変更手続きをするのですが、これがメンドクサイ!
コノハが以前変更手続きをした際は¥1,000取られました。
しかも新人ちゃんに処理されたので数時間かかり
シャッターが閉まり、居残り状態の中…
さてさて…
転勤などで住所が変わり解約したい銀行の支店が
近くにない場合に現在口座を所有してて普段利用している
別銀行から取り立ててもらうこともできます。
ただし、この方法では書類を郵送するための
書留料金など実費を支払う必要があり、また
ライバル行との取引なので手数料が余計に
掛かる場合があります。
最後に嬉しい誤算もあります。
休眠口座とはいえ、実は利子が付く事がほとんどのようです。
解約支払い時にそれまでの清算を行い、精査した後
それまでの利子を付けた総額が返金されるみたいです。
なお2014年4月24日付け
休眠預金の社会的活用を検討する超党派の議員連盟
「休眠預金活用推進議員連盟」が発足しています。
今後も議論を重ね、埋蔵金扱いの隠れ国民資産から
虎視眈々と掠め取ろうと言う算段が見え隠れしています。
そんな事で思わぬ損を被らないよう取扱い口座の
整理を考えてはいかがでしょうか?
まとめ
思い立ったら吉日とはまさにこのことですね。
遅きに失するよりまずは行動あるのみです。
とにかく問い合わせすることからはじめましょう!
- 休眠口座の時効は一般金融機関は5年か10年設定
郵便局が20年となっている - 契約銀行だけでなく他支店や他行からも取り立て可能
- 解約時には利子も付く事がほとんど
- 登録印鑑無くすと非常にメンドクサイ!!!!!
- 解約手続きには余裕を持ってあたるべし
編集後記
コノハもけっこう口座を持っています。
メインバンク以外はどれも数千円以下なので
影響は少ないですが…
でも没収されるのは何だか癪に障るので
時間作って解約手続きしたいです。
でわでわ、また今度。