隼人瓜

出典:foodslink.jp

こんにちわコノハです。
ご当地野菜の中には、まだ
存在がメジャーになっていない
野菜があります。

高知県では一般的な野菜「チャーテ」
別名「隼人瓜(はやとうり)」は癖もなくシャキシャキした
歯ざわりが好まれて、多くの高知県民に親しまれています。

 

スポンサーリンク

はじめに

日本へは1917年頃、鹿児島へ最初に伝わったことから
「隼人」の瓜として名づけられたそうです。熱帯アメリカ原産で
地元ルイジアナ州のクレオール料理やラテンアメリカ、カリブ海料理で
利用され、食されているそうです。

この奇妙な形の野菜ですが、とても栽培が簡単で
種蒔きが4~5月であれば、ちょっと土をかぶせるだけで
目が出て勢いよく蔦が伸びていくような成長の早い野菜のようです。

隼人瓜
出典:motto2tosa.jp

 

切るとジューシーな汁がこぼれるほどみずみずしく
汁が乾くとネバネバがノリの様に接着剤みたいになります。
ちょっとアボカドにも似てますねw

 

チャーテの栄養価やお勧めの食べ方

栄養価

可食部100g中、94gは水分で構成されていて
食物繊維を含めてカロテンや水溶性ビタミンなどが含まれています。

 

エネルギー 20kcal
水分 94g
たんぱく質 0.6g
脂質 0.1g
炭水化物 4.9g
灰分 0.4g
食物繊維 1.2g

 

ビタミンやミネラル成分に注目すると、いろいろ含まれていて
中でも「パテント酸」や女性は「葉酸」に注目したいところです。

 

カロテン 27μg
ビタミンE 0.2mg
ビタミンK 9μg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.3mg
ビタミンB6 0.04mg
葉酸 44μg
パテント酸 0.46mg
ビタミンC 11mg
カリウム 170mg
カルシウム 12mg
マグネシウム 10mg
リン 21mg
0.3mg

出典:五訂日本食品標準成分表より

 

スポンサーリンク

パテント酸とは

様々な食品に含まれている水溶性のビタミンです。
熱に弱いので効率よく摂取したいなら、生食がいいですね。

三大栄養素の代謝に大きく影響し、特に脂質と糖質に
強く作用します。抗体の合成にも関係していて免疫量を
高める作用が期待できます。善玉コレステロールを増やして
動脈硬化を防止する働きもあるようです。

通常の食事でとりすぎても、自動的に排出されるので
過剰摂取はありません。

 

葉酸とは

DNA合成にビタミン12とともに重要な働きをします。
こちらも熱に弱く、生食が一番効率がいい摂取方法です。

正常な細胞増殖を助け、妊娠中の胎児の成長には大量に
必要となるため、通常より1.7倍も必要量が変化します。
血液の赤血球やヘモグロビンの合成にも必要です。

 

既に述べたように、大切な栄養素が熱に弱いものが多いため
地元では知ってか知らずか?漬物やサラダ、キムチなどの商品にも
利用されているようです。

高知県民の多くは、豚肉と一緒に炒めたり、味噌煮込にしたりして
楽しんでいるようですが、なるべくは生食に近い状態で頂いた方が
いいみたいです。

 

お勧めレシピはやっぱり生食の…

隼人瓜の浅漬け
出典:recipe.rakuten.co.jp
隼人瓜の浅漬け

スポンサーリンク

 

隼人瓜のサラダ(かまぼこ、醤油、マヨ和え)
出典:recipe.rakuten.co.jp
隼人瓜のサラダ(かまぼこ、醤油、マヨ和え)

 

隼人瓜の野菜炒め
出典:cookpad.com/recipe/2372779

でも、大量に実が生るので一番人気は炒め物「野菜炒め」

 

まとめ

チャーテは熱帯原産の野菜なので、暖かい環境を好みます。
温度管理さえ出来ていれば、簡単に成長する割りに、1つの苗から
100も200も実をつけるほど鈴なりに実がなるそうで、別名「千成瓜」と
言われる所以のようです。

しかも翌年も、植え替えや苗の育成をする必要はなく、一度植えたら
最初に植えた苗からまた成長し続け、実をつけるそうです。
もしお庭に余裕があって、気温が温暖な地域の方であれば、一度いかがでしょうか?

  • 熱帯アメリカ原産の野菜
  • 日本へは1917年頃に鹿児島へ伝来した
  • 1つの苗から100や200も鈴なりに生る
  • チャーテ、隼人瓜、千成瓜と呼ばれる
  • 葉酸とパテント酸が含まれている
  • 食物繊維豊富で、カロリーも低い

編集後記

コノハの実家では冬瓜がよくおすそ分けで頂く事が多かったです。
でっかいので、1週間くらいは冬瓜料理が続きウンザリこのうえなかったですw
小さい頃はそれが嫌でしたが、大人になってい頂くと食感や癖のなさが
割と好評だったりします。なんて我侭なんだ…

 

でわでわ、また今度。

 

スポンサーリンク